ほげにっき

hogedigoの日記

マネーボール

シネコンでポスター見て初めて知ったのだけど、マネーボールが映画化されるのね。
以前書いた原作の書評


この本はとても面白かったけど、映画となるとどうだろう。
アスレチックスも結局優勝とかしてないから盛り上がる場所もあまりなさそうだし。なにしろ当時のアスレチックスの戦略(野球ではなく経営の)は、独自の選手評価システムによって、低い年俸でも過小評価されている選手を集めて育てて活躍させて他チームに高く売る、というものだったから。


まあ野球映画ではなくビジネス映画(実際そうなんだろうけど)としてみれば楽しめるかな。。


それにしてもブラッド・ピット演じる主人公ビリー・ビーン(当時のアスレチックスGM)。改めてwikipedia読んでみると・・・

スカウトから太鼓判を押され期待された自分が何故活躍できなかったのかという悔しさが、もっと正しく選手の能力を判断するすべがあるのではないかという想いを強くした。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%B3

「もっと正しく選手の能力を判断するすべがあるのではないか」というのは「あまり活躍できなかった自分が何故あんなに評価されてしまったのか」という意味ね。
嘱望されたスポーツ選手が期待された活躍が出来ないで引退することになったら普通「自分は正しく評価されず、チャンスを与えられなかった。もっとチャンスがあれば活躍できたはず」という発想になりそうなもんだけど、自分の実力不足を認めるばかりか、↑の様な発想が出てきて実際にビジネスに繋げていくところがやはり非凡だな。