メッシとジョーダン
よくメッシのプレーがワンパターンだという人がいる。確かにロナウジーニョやCロナウドなどの様に多彩で人目を引くフェイントは殆ど使わない。
- 中盤右サイド寄りでパスを受ける
- DFに向かってドリブル開始→
- 1人目のDFを交わして中央方向へ切り替えし
- 2,3人DFを牽制しつつ逆サイド方向へドリブル
- シュートまたはスルーパス
という流れが定番。でもこれがなかなか止められない。
キャリア後半のマイケル・ジョーダンを思い出した。
ローポストからのフェイダウェイ(またはDFを2,3人引き付けてパス)という鉄板を繰り返し、DFも(観客も)何をするのか分かっているのに、誰も止められなかった。
メッシもマイケル・ジョーダンも勝つため(得点するため)の武器から徹底的に無駄を削ぎ落として、シンプルだが強力なものにしたということだと思う。マイケルジョーダンがフェイダウェイを多用する様になったのは体力的にピークが過ぎた頃からだが、メッシはあの若さで既にそういう域に達しているのがスゴイ。